
曹洞宗寺院
『法雲寺』
前編と後編にわたりお届け致します。
【概要】
曹洞宗寺院の『法雲寺』は、高石山と号します。
『法雲寺』は、加々美才兵衛正光(寛永6年1629歿)が開基、譽心(天正16年1588年寂)が開山となり臨済宗寺院として創建、寳音寺として号していたともいます。
明治以降いったん廃寺となったものの、昭和15年曹洞宗寺院として再興したといいます。

『法雲寺・山門』

『法雲寺・石柱』

『法雲寺・山門不幸』
「山門不幸(さんもんふこう)」とは..?
寺の住職または、寺族の死を意味する言葉。
寺の入り口に立て札を置く習わしがあります。
『法雲寺』境内には、馬頭観世音像を信仰象徴する典型的な石造が二基あります。

【法雲寺・馬頭観世音一基】
高さ3m余
直径約5cmの石造物
中央の円筒には、疾走する7頭の馬が刻まれています。
造立は、明治15年(1882)でこの頃
高石山では、競馬が行われており造立者は、馬匹組合で地元有志の名が刻まれています。

上部には、馬頭の宝冠を被る千手観音が合掌の姿で浮彫されています。

【法雲寺・馬頭観世音像ニ基】
台座5段の石柱型で高さ2m余
馬頭を表す宝冠を被った三面馬頭観音菩薩が合掌のお姿であらわれており、安政3年(1856)橘樹郡高石村馬持講中と記されています。

【法雲寺・六地蔵菩薩】

【法雲寺・延命地蔵尊】

【法雲寺・手水舎】
②へ続く!
KATG事務局