川崎市多摩区中野島6丁目20番20号
中央通り商店街にある馬頭観音の祀られている
細い道路は昔、筏道(いかだみち)と呼ばれていました。
筏道(いかだみち)とは..
まだ車両を使った貨物輸送が出来なかった時代、多摩川の上流で伐採した大きな材木は、何本も束に組んで、筏(いかだ)にして多摩川を下っていました。
筏(いかだ)は、多摩川の上流から数日かけて下って河口まで運んでいました。
これを、『筏流(いかだな)し』といいます。
多摩区中野島6丁目
一角には、
『筏流(いかだな)しと筏道(いかだみち)』
解説版より
江戸から大正にかけて多摩川では、『筏流(いかだなが)し』が多く見られ多摩川の上流、青梅市や五日市では、切り倒された木を筏に組んで、六郷・付近まで流したといわれています。
太くて長い木を何本も組み、筏(いかだ)乗りが2人くらいで、細長い杉の木の竿で漕ぎながら多摩川を下っていったといわれています。
道路が舗装され、トラックが荷物を運搬するようになると、次第に『筏流(いかだなが)し』も見られなくなったそうです。
多摩区中野島6丁目の道路は、筏(いかだ)乗りが筏(いかだ)を六郷まで運んだ帰りに通った道路が、令和の時代も川崎市に現存する唯一の筏道(いかだみち)です。
『馬頭観音像』が祀られています。
Facebookでは、
川崎市多摩区中野島6丁目20番20号より
令和の時代も川崎市に現存する唯一の『筏流(いかだな)しと筏道(いかだみち)』解説版と馬頭観音像の付近の動画を投稿しています。
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