夢見ヶ崎動物公園
幸区市民健康の森
入口(右側)には..
「白山古墳跡」
加瀬台7号古墳説明版と
「白山古墳の標」が設置されています。
〔解説〕
川崎市幸区北加瀬1丁目の加瀬山西部に連なる所に、開発によってほぼ消滅してしまいましたが、墳頂に「白山神社」があったことから「白山古墳」と名付けられた川崎市内最大の前方後円墳が存在しました。
全長87メートル。
1937年(昭和12年)に慶応大学によって行われた古墳調査において、後円部中央に木の棺を置き、まわりを木炭で囲んだ木炭槨の部分から三角縁神獣鏡(さんかくえんしんじゅうきょう)、小形内行花文鏡(ないこうかもんきょう)、刀身など多数の副葬品が発見されました。中でも、三角縁神獣鏡(慶応大学所蔵)は京都市大塚山古墳、山口県竹島古墳出土の三角縁神獣鏡と同じ鋳型(いがた)を使って造られた鏡で大和朝廷と白山古墳築造者との結びつきを示すものとして注目されています。
ところで..
関東地方に古墳が築造され始めたのは、4〜5世紀頃と考えられています。
「白山古墳」の築造もこの頃で、周辺には、矢上川を挟んで相対するように観音松古墳(横浜市港北区)、多摩川の対岸には宝来山古墳や亀甲山古墳(ともに東京都大田区)が築かれています。
いずれも、大型の前方後円墳で、造営者の権力の大きさを物語っています。
緑がいっぱいの幸区市民健康の森
カイズカイブキのトンネル左側にも
「白山古墳の標 と」
「白山古墳の標 へ」
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