2022年10月23日

《川崎市幸区》日本最初の工業用水は、川崎市      川崎歴史ガイド 〜二ヶ領用水ルート〜『わが国最初の工業用水』解説版

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川崎市幸区鹿島田1丁目
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川崎歴史ガイド
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〜二ヶ領用水ルート〜
公営工業用水とも表現できます。
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解説版文面

川崎市の臨海地区が工場地帯として形をなし始めたのは、1930年(昭和5年)の頃。
当時、工業用水は各工場ごとに井戸を掘り、水を汲み上げるという状態でした。
このため、1936年(昭和11年)に神奈川県議会において地下水の枯渇が懸念され、地下水取締り規則の整備と工業用水の確保が急がれたのです。
一方、いくつかの大工場も新たな水源を求めて調査を進めたものの満足のいく結果は得られませんでした。
こうした事情を背景に、大手工場と川崎市との話し合いが進み、工場側が工事費の4分の3を負担することで市営工業用水道を建設することになりました。
完成したのは1939年(昭和14年)
当初、大師堀から1日に2万7000トン、北加瀬、鹿島田の鑿井15ヵ所から5万4000トン、計8マン1000トン(後に増量)の取水を行い平間浄水場をへて臨海部の工場地帯に供給されました。
1974年(昭和49年)平間浄水場は、二ヶ領用水からの取水を停止しましたが、地下水や上水道からの補てんを水源として、今日も生田、長沢両浄水場とともに川崎市内に工業用水を供給しています。
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解説版付近には、後世へ伝えるため散策路と
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復元されたミニ水路が整備され、
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水路には、鯉が泳いでいます。
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散策スポット!におすすめです。

川崎歴史ガイド
〜二ヶ領用水ルート〜
『わが国の工業用水』
解説版は、川崎市幸区鹿島田1丁目16番地に設置されています。
Facebookでは、後世に伝えるため散策路と整備されたミニ水路動画を投稿しています。

KATG事務局
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2022年10月22日

《川崎市幸区》二ヶ領用水と我が国初の公営工業用水道水源 =稲毛・川崎二ヶ領用水余剰水取水.跡 平間浄水場(現∶川崎市上下水道局平間配水所)解説碑

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川崎市幸区鹿島田1丁目
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JR東日本・南武線のフェンス越しに設置されている解説碑
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二ヶ領用水の解説碑と
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我が国初の公営工業用水道水源
=稲毛・川崎二ヶ領用水余剰水取水.跡
平間浄水場(現∶川崎市上下水道局平間配水所)解説碑

平間浄水場(現∶川崎市上下水道局配水所)は、我が国初の公営工業用水道事業の浄水場として設立されました。
そのきっかけは、昭和初期の工業勃興期、臨港部での過剰な地下水くみ上げによる地盤沈下が問題となり、その対策として代替水源確保にありました。
近くの鹿島田地内(川崎市幸区)を流れる稲毛・川崎二ヶ領用水の余剰水着等1日7,000立方メートルを取水し、鹿島田、川崎市中原区木月及び北加瀬のさく井の15ヵ所から地下水1日5,4000立方メートルの水源をもって建設されました。
竣工は、昭和14年(1939年)7月で、当所ほ、平間水源管理所と称していました。

平間浄水場は、JR東日本「鹿島田駅」と「平間駅」のほぼ中間地点の川崎市中原区上平間1688番地に位置しており、設立から今日まで工業用水道専用の施設として、川崎市の臨海部 京浜工業地帯に産業の血液ともいわれる工業用水を安定的に供給し続け我が国工業の発展に寄与してきました。

解説碑より

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当時の取水扉開閉装置

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現在の取水開閉装置

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当時の用水擁壁に設けられた取水口

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現在の用水取水口には、何故か?
神社の鳥居が設置されています。
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綺麗に整備された歩道はベンチが設置され散策スポット!になっています。

Facebookでは、二ヶ領用水と我が国初の公営工業用水道水源 =稲毛・川崎二ヶ領用水余剰水取水.跡 平間浄水場(現∶川崎市上下水道局平間配水所)解説碑と現在の取水動画を投稿しています。

KATG事務局
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2022年10月21日

《川崎市幸区》〜二ヶ領用水〜『町田堀(町田用水)』解説版

昨日投稿JR東日本・南武線と国道409号線が
交わる
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『川崎堀踏切』付近には、
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『町田堀(町田用水)』解説版が設置されています。
町田堀は、鶴見川北岸一帯(塚越、小田、渡田、江ヶ崎、矢向、市場、菅沢、潮田)の灌漑(かんがい)する農業用水です。
二ヶ領用水・川崎堀は鹿島田堰の下流で大師河原方面へ流れる大師堀(大師河原用水)とこの町田堀に分かれていました。
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Facebookでは、農業用水として本来の役割りが終わり、『町田堀』跡を水の流れがイメージできる散策路として整備され、その偉大なる歴史と役割りを後世に伝えている『町田堀(町田用水)』解説版配置場所付近の動画を投稿しています。

KATG事務局
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        〜二ヶ領用水〜
      『町田堀(町田用水)』
         
【解説版設置場所】
〒212ー0058
川崎市幸区鹿島田1丁目58番地
JR東日本・南武線『川崎堀踏切』付近に設置されています。
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