
川崎市中原区宮内2丁目 府中街道
歩道の一角に建立されている『道標 羽黒講』(みちしるべ・はぐろこう)
ご先祖の霊を供養する山
そして、農耕の恵みをもたらす山と伝わる出羽三山(でわさんざん)を信仰する『羽黒講』が川崎市中原区宮内にもありました。
付近の「春日神社」の弐つの鳥居の右台座には、
「羽黒講」という文字が刻まれています。
この鳥居は、もとは「東樹院」の右隣りにあった
「八坂神社」のものです。
「東樹院」は「八坂神社」の別当寺であり境内には、「羽黒講」の供養塔が祀られています。

〜宮内歴史ガイド〜『道標 羽黒講』(はぐろこう)

「解説版」
左側下には、QRコードが取り付けられています。

〔解説〕
この道標は、府中街道から「八坂神社」と「東樹院」へ入る案内塔として文政12年に建立されました。

正面には、羽黒山の本尊である

(拡大)
聖観世音菩薩(せいかんぜおんぼさつ)
東方面は、

大師河原(川崎市川崎区)
西方面は、八王子(東京都)
という案内表示が確認でき、この道標を建立された原次二郎兵衛(はらじろうべい)という人物の名前も確認することができます。

次世代を超えて令和の時代も地域の宝として『道標』となっているような情景です。
続く!
Facebookでは、『道標 羽黒講』(みちしるべ・はぐろこう)動画を投稿しています。
撮影協力 中原歴史ガイド委員会 様
KATG事務局
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地域の宝
〜宮内歴史ガイド〜
part8
『道標 羽黒講』(みちしるべ・はぐろこう)
【所在地】
〒211ー0051
川崎市中原区宮内2丁目18番
に建立しています。
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