2021年07月26日

《川崎市多摩区》大正11年(1922年)まで続いた二ヶ領用水の水を利用して作られた天然氷【川崎歴史ガイド・二ヶ領用水】「長尾の天然氷」

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川崎市バス「長尾」停留所から二ヶ領用水「豊年橋」を渡ると、
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【川崎歴史ガイド・二ヶ領用水】で説明している「長尾の天然氷」
かつて、多摩区長尾では冬に二ヶ領用水の氷を利用して天然水氷を作っていました。
場所は、旧.向ヶ丘遊園正門そはの山裾からJR東日本・南武線「久地駅」あたりまでの丘陵地帯で日中も日陰の場所に溜め池が84ヶ所も作られていました。
池は、長方形で約56坪、深さは2尺程度、周囲に厚さ3寸以上の松板またはレンガを積み、さらに底には厚さ2寸5分〜3寸以上の砂利またはレンガを敷いたとされています。
夏の盛りに東京都の渋谷方面へ出荷し明治14年(1881年)頃〜大正11年(1922年)まで続いたとされています。
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多摩区長尾を流れる現在の二ヶ領用水

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【川崎歴史ガイド・二ヶ領用水】「長尾の天然氷」は、多摩区長尾4本丁目19に設置されています。

KATG事務局
posted by KATG事務局 at 17:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする